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中分類 71:学術・開発研究機関

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中分類の概要 #

学術・開発研究機関は、基礎研究から応用研究、製品開発や社会実装に至るまで、幅広い分野で調査・研究を行う機関です。
新技術・新産業の創出に直結する重要分野です。

補助金採択実績の傾向 #

他の関連補助金や助成金の結果から採択されやすい事業の特徴や傾向を掴みましょう。
※新事業進出補助金の採択実績は、第1回採択結果発表後から調査開始予定。

事業再構築補助金(2025年3月公募終了) #

この中分類に属する新規事業の採択数は、採択総数 9259件(第10~13回)中、1件で、全体に占める割合は 0.01%(※当社調べ)ほど。

  • 産学官連携による 新規技術の社会実装プロジェクト
  • AI・バイオ・材料工学・量子技術などの 先端研究開発
  • 地域課題解決型の 応用研究(農業、エネルギー、医療)
  • 中小企業との共同開発による 新製品・新サービス開発

成長性と市場動向 #

新事業進出補助金は、「新事業進出要件(製品等の新規性要件、市場の新規性要件、新事業売上高要件)」や「付加価値額要件」、「賃上げ要件」などの条件を満たさなければなりません。新規事業で取り組む分野の成長性と市場動向は、はじめにしっかり把握しておく必要性があります。

  • 国主導の「GX(グリーントランスフォーメーション)」「DX」「量子技術推進」分野の研究需要増加
  • 世界的な研究開発投資は堅調、日本でも官民R&D投資の拡大が進行
  • 地方大学・研究機関の産業連携ニーズ拡大
  • ベンチャー創出(ディープテック、大学発スタートアップ)が急増中

採択事例・典型パターン #

新事業進出補助金では、補助事業で取り組む新規事業の「新市場性」及び「高付加価値性」を事業計画書で明確に示さなければなりません。 先代制度である事業再構築補助金(2025年3月公募終了)の採択事例やパターンを参考に対策しましょう。
※新事業進出補助金の採択実績は、第1回採択結果発表後から調査開始予定。

  • 大学+中小製造業 → 新素材開発プロジェクト
  • 医療機関+ベンチャー → AI診断支援ツール開発
  • 研究機関+自治体 → 地域防災技術の研究・実証
  • バイオ系R&D企業 → 細胞培養・創薬プラットフォーム構築

不採択になりやすい要因 #

  • 基礎研究のみで 社会実装や事業化の見通しが弱い
  • 成果活用のロードマップや出口戦略が不十分
  • 研究者主体で、企業や市場との連携が弱い
  • 実証・事業化に必要なパートナーが不足

公募要領に照らした注意点 #

  • 「研究のための研究」ではなく 事業化・社会実装への波及効果 を明確化
  • 成果を活用する 具体的な産業分野や市場ニーズ を示すこと
  • 知財戦略や成果の帰属を整理しておくことが必須

小分類 #

  • 小分類 710:管理,補助的経済活動を行う事業所(71学術・開発研究機関)
  • 小分類 711:自然科学研究所
  • 小分類 712:人文・社会科学研究所

その他の関連補助金制度 #

  • 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
  • ムーンショット型研究開発制度
  • 科研費(科学研究費助成事業)
  • NEDO助成金(エネルギー・環境系)
  • 中小企業技術革新制度(SBIR、J-Startup支援)

トレンド技術・キーワード #

  • AI・機械学習
  • バイオテクノロジー(創薬、細胞治療)
  • 量子コンピュータ・量子通信
  • グリーンテック(再エネ、水素、カーボンニュートラル)
  • 宇宙関連研究(衛星、探査)

補助金活用後の成長シナリオ #

  • 研究成果をベースに大学発ベンチャー創出
  • 共同研究成果を産業界にライセンス提供
  • 国際共同研究によるグローバル展開
  • 社会課題解決型研究の社会実装で自治体や企業との連携強化

まとめ #

中分類 71:学術・開発研究機関

学術・開発研究機関は、知の創出から産業化への橋渡し役を担う分野であり、補助金活用により研究成果を社会実装することが可能です。
出口戦略と産業連携を明確化することで、採択率と研究成果の波及効果を最大化できます。

参考サイト

執筆者プロフィール #

Kudo
Kudo補助金サポート事業部 編集長
【中小企業の成長と資金調達をサポートする現場目線コンサルタント】

大学卒業後、大手IT企業にて経営企画・新規事業開発に従事。 経営コンサルタント会社へ転職後、補助金・助成金を活用した事業再構築や新規事業立ち上げを支援。 これまで各種補助金申請支援実績 200件以上。
セミナー講師、支援事業アドバイザーとしても活動。

【メッセージ】:補助金は「制度を知る」だけでなく「実行計画を描く」ことが成功の鍵。 記事を通して、みなさまが自社の未来を切り拓く一歩を踏み出すためのヒントをお届けします。

【専門分野】:新事業進出補助金、事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金の事業計画書作成、ITシステム導入・業務プロセス改善

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