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大分類 S:公務(他に分類されるものを除く)

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大分類の概要 #

この大分類は、国・地方公共団体の機関、独立行政法人、公共団体が担う行政サービスや公共業務(市区町村役場、都道府県庁、官公庁、独法の一部など)を指します。 営利を目的としない活動が中心ですが、地域活性化や行政DXに直結する補助金事業の対象となることがあります。

補助金採択実績の傾向 #

他の関連補助金や助成金の結果から採択されやすい事業の特徴や傾向を掴みましょう。
※新事業進出補助金の採択実績は、第1回採択結果発表後から調査開始予定。

事業再構築補助金(2025年3月公募終了) #

この大分類に属する新規事業の採択数は、採択総数 9259件(第10~13回)中、0件(※当社調べ)でした。

成長性と市場動向 #

新事業進出補助金は、「新事業進出要件(製品等の新規性要件、市場の新規性要件、新事業売上高要件)」や「付加価値額要件」、「賃上げ要件」などの条件を満たさなければなりません。新規事業で取り組む分野の成長性と市場動向は、はじめにしっかり把握しておく必要性があります。

  • 拡大傾向
    • 行政DX(マイナンバー、オンライン手続、AIチャットボット導入)
    • 公共施設の再編(空き庁舎活用、地域コミュニティ拠点化)
    • 防災・減災投資(避難所整備、BCP強化)
  • 縮小傾向
    • 紙ベース事務、従来型の窓口業務

採択事例・典型パターン #

新事業進出補助金では、補助事業で取り組む新規事業の「新市場性」及び「高付加価値性」を事業計画書で明確に示さなければなりません。 先代制度である事業再構築補助金(2025年3月公募終了)の採択事例やパターンを参考に対策しましょう。
※新事業進出補助金の採択実績は、第1回採択結果発表後から調査開始予定。

  • 第三セクター → 公共ホールを改修し「地域イベント・観光拠点化」
  • NPO法人 → 行政と連携し「子育て支援・教育サービス」事業展開
  • 指定管理者 → 公共スポーツ施設に「オンライン予約・キャッシュレス決済」導入
  • 独立行政法人 → データ分析システム導入による業務効率化

不採択になりやすい要因 #

  • 行政機関そのものが直接申請(多くは対象外)
  • 「更新目的」のシステム導入で新規性・再構築性が弱い
  • 収益事業でなく、持続可能なビジネスモデルを提示できない
  • 補助金制度の対象要件(営利性)に合致しないケース

公募要領に照らした注意点 #

  • 原則として「法人格を持つ外郭団体・指定管理者・NPO」が主体になること
  • 公務そのものは対象外でも「官民連携モデル」で申請可能
  • 採択のポイントは 「地域住民への新サービス提供」「デジタル化」 を強調すること

中分類 #

その他の関連補助金制度 #

  • 地域活性化関連補助金(総務省・国交省・内閣府)
  • デジタル田園都市国家構想交付金(行政DX・地域課題解決)
  • 防災・減災国土強靭化関連補助金

トレンド技術・キーワード #

  • 行政DX(AI窓口、キャッシュレス、RPA)
  • 公共施設の複合化(図書館+カフェ+子育て拠点)
  • 防災・減災・レジリエンス強化
  • 官民連携(PPP・PFI)
  • 地域包括ケアとの連動

補助金活用後の成長シナリオ #

  • 行政DX → 住民サービスの効率化+外郭団体が新事業展開
  • 公共施設再生 → 観光・地域交流拠点化
  • 官民連携モデル → 行政コスト削減と民間収益化の両立

まとめ #

大分類 S:公務(他に分類されるものを除く)

公務(他に分類されるものを除く)の「公務」そのものは補助金対象外のケースが多いですが、外郭団体やNPO、指定管理者を通じて活用できる余地 があります。
採択のカギは、官民連携による新サービス創出と地域課題解決 にあります。

参考サイト

執筆者プロフィール #

Kudo
Kudo補助金サポート事業部 編集長
【中小企業の成長と資金調達をサポートする現場目線コンサルタント】

大学卒業後、大手IT企業にて経営企画・新規事業開発に従事。 経営コンサルタント会社へ転職後、補助金・助成金を活用した事業再構築や新規事業立ち上げを支援。 これまで各種補助金申請支援実績 200件以上。
セミナー講師、支援事業アドバイザーとしても活動。

【メッセージ】:補助金は「制度を知る」だけでなく「実行計画を描く」ことが成功の鍵。 記事を通して、みなさまが自社の未来を切り拓く一歩を踏み出すためのヒントをお届けします。

【専門分野】:新事業進出補助金、事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金の事業計画書作成、ITシステム導入・業務プロセス改善

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