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中分類 39:情報サービス業

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中分類の概要 #

情報サービス業は、システム開発、ソフトウェア提供、ITコンサルティング、クラウドサービス、アウトソーシング など、企業や自治体のデジタル化を支える産業です。
DX需要の高まり、AI・IoT・クラウド活用の拡大により、日本国内でも成長が続いています。
補助金の活用領域も幅広く、特に 業務効率化、地域課題解決、セキュリティ強化 といったテーマが採択のポイントになります。

補助金採択実績の傾向 #

他の関連補助金や助成金の結果から採択されやすい事業の特徴や傾向を掴みましょう。
※新事業進出補助金の採択実績は、第1回採択結果発表後から調査開始予定。

事業再構築補助金(2025年3月公募終了) #

この中分類に属する新規事業の採択数は、採択総数 9259件(第10~13回)中、376件で、全体に占める割合は 4.06%(※当社調べ)ほど。

  • SaaS型サービス開発(在庫管理、予約システム、勤怠管理など)
  • DX支援プラットフォーム構築(中小企業向けクラウドサービス)

その他の関連補助金や助成金 #

  • ものづくり補助金
    • AI・IoT導入による製造・物流最適化システム開発
    • データ解析サービス、RPAツール開発
  • IT導入補助金
    • 中小企業向けクラウドサービス導入支援
    • ECサイト構築、顧客管理システム提供

成長性と市場動向 #

新事業進出補助金は、「新事業進出要件(製品等の新規性要件、市場の新規性要件、新事業売上高要件)」や「付加価値額要件」、「賃上げ要件」などの条件を満たさなければなりません。新規事業で取り組む分野の成長性と市場動向は、はじめにしっかり把握しておく必要性があります。

  • 成長領域
    • AI・生成AIの活用サービス
    • クラウドネイティブアプリケーション
    • セキュリティ・ゼロトラスト関連サービス
    • 地方自治体のDX推進支援
  • リスク要因
    • 人材不足(ITエンジニア不足)
    • 外国ベンダーとの競争(クラウド基盤分野)

採択事例・典型パターン #

新事業進出補助金では、補助事業で取り組む新規事業の「新市場性」及び「高付加価値性」を事業計画書で明確に示さなければなりません。 先代制度である事業再構築補助金(2025年3月公募終了)の採択事例やパターンを参考に対策しましょう。
※新事業進出補助金の採択実績は、第1回採択結果発表後から調査開始予定。

  • 地域中小企業向けクラウドERPサービス開発
  • AIを活用した需要予測・在庫管理システム
  • ・医療・教育分野のオンラインプラットフォーム
  • セキュリティ診断・運用サービス

不採択になりやすい要因 #

  • 汎用的すぎて差別化が不十分なシステム
  • 「補助金で単に開発費を賄う」だけの計画
  • 公募要領に沿った付加価値額増加の根拠不足

公募要領に照らした注意点 #

  • 新市場性:ターゲット市場(例:地域中小企業、医療、観光等)を明確化
  • 付加価値創出:効率化だけでなく「売上拡大や新サービス展開」に直結させる
  • 実施体制:人材確保や開発スケジュールの現実性を示すこと

小分類 #

  • 小分類 390:管理,補助的経済活動を行う事業所(39情報サービス業)
  • 小分類 391:ソフトウェア業
  • 小分類 392:情報処理・提供サービス業

その他の関連補助金制度 #

  • IT導入補助金(中小企業向けソフト・クラウド導入支援)
  • サイバーセキュリティ対策助成金
  • デジタル田園都市国家構想交付金(自治体DX)
  • 総務省・経産省の実証実験補助金(AI/IoT関連)

トレンド技術・キーワード #

  • 生成AI・機械学習
  • クラウドネイティブ/マイクロサービス
  • RPA/業務自動化
  • ゼロトラストセキュリティ
  • データ利活用(BIツール・ビッグデータ)

補助金活用後の成長シナリオ #

  • SaaS提供事業へのスケールアップ
  • 自社開発プロダクトを海外展開
  • 地方自治体や異業種連携による 地域DXハブ企業化
  • 人材育成とともに高付加価値サービス提供へ転換

まとめ #

中分類 39:情報サービス業

情報サービス業は、補助金活用の適応範囲が非常に広く、SaaS、AI、クラウド、DX支援 といったテーマは採択の有望領域です。
差別化された事業モデルと実現可能性を示すことで、補助金を活用しながら 次世代ITサービス企業 へと成長していくことが期待されます。

参考サイト

執筆者プロフィール #

Kudo
Kudo補助金サポート事業部 編集長
【中小企業の成長と資金調達をサポートする現場目線コンサルタント】

大学卒業後、大手IT企業にて経営企画・新規事業開発に従事。 経営コンサルタント会社へ転職後、補助金・助成金を活用した事業再構築や新規事業立ち上げを支援。 これまで各種補助金申請支援実績 200件以上。
セミナー講師、支援事業アドバイザーとしても活動。

【メッセージ】:補助金は「制度を知る」だけでなく「実行計画を描く」ことが成功の鍵。 記事を通して、みなさまが自社の未来を切り拓く一歩を踏み出すためのヒントをお届けします。

【専門分野】:新事業進出補助金、事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金の事業計画書作成、ITシステム導入・業務プロセス改善

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